遺言書は“資産の棚卸し”。50代・60代こそ始めたい「もしも」に備える習慣

※本記事は2026年時点の情報に基づき一部更新しています。

「遺言書はまだ早い」
そう思っていませんか?

実は今、50代・60代こそが“最も始めるべきタイミング”です。

私は現在60代半ば。持病もなく健康そのものですが、毎年2月に遺言書を更新しています。
その理由はとてもシンプルです。

  • 資産の棚卸しをして家族トラブルを防ぐため
  • 将来の認知症リスクに備えるため

この記事では、「なぜ今から遺言書なのか」を実体験を交えてお伝えします。

なぜ50代・60代で遺言書が必要なのか?

厚生労働省の推計では、65歳以上の5人に1人が認知症になる時代です。

つまり、「元気なうちに意思を残せる期間」は思っているほど長くありません。

ところが実際には…

  • 50代:5.7%
  • 60代:6.6%
  • 70代前半:8.5%
  • 75歳以上:13.0%

遺言書を作成している人は、まだごく少数です。

人生100年時代なのに、準備している人は1割前後。
これが現実です。

遺言書は「死の準備」ではなく「人生の整理」

遺言書というと、「亡くなった後の手続き」と思われがちです。

しかし本質は違います。

自分の意思を“見える化”するツールです。

  • 誰に何を残すのか
  • 家族にどんな想いを伝えるのか
  • 財産をどう活かしたいのか

これを明文化することで、
家族の迷い・対立・負担を減らすことができます。

【実体験】遺言書がなかったことで起きた現実

私自身、遺言書の重要性を痛感した出来事があります。

2022年、突然届いた「遺産分割調停申立書」。
対象は、なんと1972年に亡くなった親族の相続でした。

遺言書がなかった結果――

  • 相続人は代襲相続などで37人に増加
  • すでに相続放棄していても関係者に
  • 調停は長期化
  • 最終的には裁判へ →遺言書らしきメモが見つかり訴訟から3年後に着地

これは極端な例かもしれません。
しかし本質はシンプルです。

遺言書がないと、家族は想像以上に苦労する

遺言書は「老後資金の見える化」にもなる

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遺言書を作る過程で、必ずやることがあります。

資産の棚卸し

  • 預貯金はいくらあるか
  • 不動産はどうするか
  • 保険や投資はどう分けるか

これを整理することで、

  • 老後資金の不足が見える
  • 無駄な支出に気づく
  • 将来の生活設計が具体化する

つまり遺言書は、
「お金の不安を減らすツール」でもあるのです。

50代から始めると得する3つのポイント

相続トラブルを未然に防げる

家族関係が安定している今こそ書きやすいタイミングです。

節税対策ができる

生前贈与や保険活用は早く始めるほど効果大。

自分の人生設計がクリアになる

「何にお金を使うか」が明確になります。

遺言書は難しくない。まずは“書いてみる”

「専門的で難しそう」と感じるかもしれません。

でも最初はシンプルで構いません。

  • 自分の財産を書き出す
  • 誰に何を渡したいか決める
  • 理由や想いを一言添える

これだけでも十分な第一歩です。

より確実にしたい場合は、
公正証書遺言がおすすめです。

  • 公証役場で作成
  • 法的に無効になりにくい
  • 紛失や改ざんの心配がない

親世代との会話のきっかけにもなる

もしご両親が健在なら、こんな一言で十分です。

「自分も遺言書を考えているんだけど、相談に乗ってくれる?」

これだけで自然に話ができます。

▶ 自分が動くことで、家族全体の準備が進む
これがとても大きな価値です。

まとめ|遺言書は「大切な人を守る行動」

遺言書は決してネガティブなものではありません。

✔ 資産の棚卸し
✔ 老後資金の見える化
✔ 家族トラブルの防止
✔ 自分の人生の整理

すべてにつながります。

そして何より――

残された人を守るための“思いやり”です。

最後に

50代・60代は、
「まだ元気」だけど「確実に未来を考えるべき時期」です。

だからこそ今。

もしも”ではなく、“今のために”遺言書を書く。 これが、後悔しないセカンドライフの第一歩です。

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