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世界では挑戦が当たり前になりつつある一方で、日本では「起業はまだ特別な選択肢」と感じる人が少なくありません。 今後も、日本に起業は定着しないままでしょうかーーーそれとも、変化は既に静かに始まっているのでしょうか。
欧米と日本の企業の違いを考えるとき、最も大きなポイントは「雇用」と「リスク」の捉え方の違いだと思います。 たとえばアメリカでは、企業は株主価値を最優先に経営されます。業績が悪化すれば即座に人員削減が行われますし、業績が好調であっても事業再... -
恩送りファンド実験|#3 マンションに仏壇・位牌・遺影を置きにくい──それは供養を怠っているのでしょうか
マンションだから、遺影を飾れない。仏壇を置くスペースがない。線香の煙も気になる。 それは、供養を怠っていることになるのでしょうか。 都市生活は整っています。しかし同時に、「置けない」という制約の中にあります。 前回#1では、都市部の仏壇問題を... -
60代で、もう一度勉強机に向かう。それは、若い頃の挑戦とは少し違います。
目指したのは国家資格、宅地建物取引士。不動産業界では欠かせない資格で、合否ははっきり数字で示される世界です。仕事を終え、家族との食事のあとにテキストを開く。老眼鏡をかけ、過去問を繰り返す。若い受験生に混じって試験会場に座ったあの日、胸に... -
恩送りファンド実験#2――支援は、いつから「管理」になってしまうのでしょうか
恩送りファンドを始めてから、自分自身に何度も問い返していることがあります。 支援とは、どこまでが支援なのか。そして、いつから管理になってしまうのか。 お金を出す。応援する。見守る。 言葉にすれば、とてもきれいです。けれど、現実はそう単純では... -
1万7,875人。2025年、上場企業における#早期・希望退職の募集人数です。前年から 78.5%増 という大幅な増加となりました。
この水準は、リーマン・ショック後の雇用調整が続いた2009年以降で 3番目の高水準 であり、東日本大震災直後の2012年(1万7,705人)をも上回っています。本調査結果は、東京商工リサーチが2026年2月に発表したデータ に基づくものです。 募集を行った企業... -
なぜ私たちは豆を投げ、鬼を追い出すのか――#自由が丘熊野神社の節分祭で腑に落ちた日本人の知恵
2月3日、熊野神社の節分祭に行ってきました。冷たい空気の中、境内には不思議と柔らかな熱気があり、年齢も立場も違う人たちが自然に同じ方向を向いていました。豆まきという一見ほほえましい行事の背後に、これほど長い歴史と人間の知恵が積み重なってい... -
恩送りファンド実験|コラム #01 遺影を飾れない時代に、私たちはどう“故人と暮らす”のか
マンション暮らしをしていると、「置けないもの」が年々増えていきます。 大きな家具、季節の道具、思い出の品。そして、意外と口に出しづらいのが——仏壇と遺影ではないでしょうか。 仏壇を置く場所がない。正確に言えば、「物理的には置けるけれど、置く... -
日本の会社員の平均給与は「478万円」とされています。 では、平均給与を超えている人の割合は何%くらいだと思いますか?
これは国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査」によるもので、1年を通じて勤務した給与所得者全体の平均値です。内訳を見ると、男性は587万円、女性は333万円と、男女間には大きな差があることも分かります。 ただし、この「478万円」という数字は、私た... -
大企業においても、#若者の「超早期退職」が加速しています。入社してわずか1カ月で「この会社は違うかもしれない」と感じる人は、もはや珍しくありません。
ある調査では、早期離職者の約3割が、入社1カ月未満で退職を意識し始めたとされています。かつて当然とされてきた「石の上にも三年」という価値観は、若い世代にとって急速にリアリティを失いつつあります。 興味深いのは、その退職理由です。長時間労働や...
