「定年後も、これまでの経験を活かして事務職なら見つかるだろう」
そう考えてハローワークを訪れた私が、最初に言われたのは意外な一言でした。
「事務職以外にも、選択肢を広げてみませんか?」
最初は意味がわかりませんでした。
しかし実際に求人検索をしてみると、その現実をすぐに理解することになります。
65歳を超えると、「事務職」の求人は急激に減少します。
さらに求められるのは、
- 高度なITスキル
- 専門資格
- 即戦力としての実務経験
つまり、“誰でもできる事務職”は、すでに存在しにくい時代になっているのです。
シニアの仕事は「現場職」が中心という現実
総務省統計局の高齢者就業データでも、65歳以上の就業者数は過去最多水準となっています。
一方で、実際に多い職種を見ると、現実はかなり違います。
主な就業分野は、
- 卸売・小売
- サービス業
- 医療・福祉
- 農業・林業
- 製造業
などが中心です。
つまり、接客・販売・介護・清掃・配送といった「現場系」の仕事が圧倒的に多く、人気の高い“オフィス事務職”は非常に狭き門なのです。
もちろん、現場職にやりがいを感じる方も多くいます。
ただ一方で、
- 体力面への不安
- 長年のキャリアとのギャップ
- 勤務時間の制約
- 家族介護との両立
などに悩む方が少なくないのも現実です。
特に50代後半〜60代で「事務職限定」で再就職活動を始めると、想像以上に長期化し、精神的にも疲弊してしまうケースがあります。
「仕事を探す」から「仕事を創る」へ
そんな中、私が辿り着いたのが、
“小規模起業”という働き方でした。
これは、大きな投資や従業員を抱える起業ではありません。
自分の経験・資格・趣味・人脈を活かしながら、
小さく始め、無理なく続ける働き方です。
例えば、
- 趣味を活かした小さな教室
- 介護経験を活かした地域サポート
- FP資格を活かした相談業
- 営業経験を活かした紹介サービス
- SNSやブログを活用した情報発信型ビジネス
など、“これまでの人生経験そのもの”が仕事になる時代です。
しかも小規模起業は、
- 初期費用を抑えやすい
- 固定費が小さい
- 働く時間を調整できる
- 人間関係のストレスを減らせる
- 年齢がむしろ信用になる
という、シニア世代との相性の良さがあります。
再就職にも「リスク」はある
「起業はリスクがある」と思われる方も多いでしょう。
確かにその通りです。
しかし実際には、再就職にも、
- 年齢で敬遠される
- 書類選考が通らない
- 希望職種がない
- 契約更新が不安定
- 再び退職リスクがある
という不確実性があります。
つまり、
“会社に雇われることだけ”が安定だった時代は、少しずつ変わり始めているのです。
▶「もし今、少しでも気になった方は」それは行動のタイミングかもしれません。
現状を整理するだけでも十分意味があります。無理な勧誘は一切ありません
50代・60代から増えている「ポートフォリオ型」の働き方
私たち「TAIGA」では、
再雇用か起業かの“二択”ではなく、
「複数の収入源を持つ働き方」
を提案しています。
例えば、
- 再雇用
- 年金
- 小規模起業
この3つを組み合わせることで、収入・精神面・社会とのつながりを分散する考え方です。
月10万円規模の収入源を複数持つことで、
- 心理的負担が軽くなる
- 会社依存を減らせる
- 無理な長時間労働を避けられる
- 家族との時間を確保できる
というメリットもあります。
さらに、小規模起業は固定費を抑えることが重要です。
ホームページやSNSを自分で運営し、維持費を年間数万円レベルまで抑えれば、年金世代でも無理なく継続しやすくなります。
「自分には何もない」と思っている方へ
多くの方が相談時にこうおっしゃいます。
「特別な才能なんてありません」
「今さら起業なんて無理です」
ですが実際には、
- 介護を経験した人
- 営業で人脈を築いてきた人
- 子育てをしてきた人
- 地域活動を続けてきた人
- 趣味を長年続けてきた人
こうした経験こそが、今の時代では価値になります。
実際に私たちも、
- 舞台アレンジ事業
- 地域支援型サービス
- 小規模教室運営
- シニア向け相談業
など、“現役の仕事を続けながら準備する形”で支援を進めています。
大切なのは、
最初から大きく始めないことです。
シニアFPとして、実体験ベースで伴走します
私自身、
- 老後資金の不安
- 親の介護
- 相続問題
- 再就職の壁
- 60代からの起業
を経験してきました。
だからこそ、机上論ではなく、
「実際にどうすれば続けられるのか」を一緒に考える伴走支援を大切にしています。
人生100年時代。
定年後は“余生”ではなく、
まだ20年、30年と社会と関わる可能性があります。
だからこそ、
「雇われる」だけでなく、「自分で仕事を創る」
という選択肢を持つことが、これからますます重要になるのではないでしょうか。
小さくても、自分らしく働く
大きな成功を目指さなくてもいい。
無理をして拡大しなくてもいい。
家族との関係を大切にしながら、
社会とのつながりを持ち続ける。
そんな
社会人「生涯現役」という新しい働き方を、あなた自身の経験で創ってみませんか?
あなたの人生経験は、
きっと誰かの役に立つ“価値”になります。
▶「これからの生き方を考えたい方へ」正解は一つではありません。
だからこそ、自分に合った形を見つけることが大切です。
小さな一歩が、これからの安心につながります。無理な勧誘は一切ありません。
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