「自己資金がないと起業できないのか」
「借金をしてまで挑戦するのは怖い」
これは、私自身を含め相談を受ける中で、何度も聞いてきた言葉です。
特に50代以降や、介護と両立している方にとって、
“お金の不安”は、最初の一歩を止めてしまう大きな壁になります。
私はこれまで、小規模起業や介護を経験する中で、
「リスクを抑えながら、社会とつながり続ける働き方」が必要だと強く感じてきました。
その中で立ち上がったのが、
返済不要で小規模起業を支援する「恩送りファンド」です。
恩送りファンドとは?|返済不要の起業支援制度
恩送りファンドとは、
小規模事業の収益の範囲内で行う、返済不要の起業支援です。
銀行融資・投資・補助金といった従来の資金調達とは異なり、
・返済不要
・出資ではない(経営の自由度が高い)
・必要に応じた伴走支援
という特徴があります。
ただし、これは誰でも受けられる制度ではありません。
▶ 支援できる件数や規模には限りがあります。
そのため、
「大きく拡大するための資金」ではなく、
▶ 無理なく続けるための小さな起業を前提としています。
なぜ返済不要なのか|私がこの形にした理由
この仕組みの背景には、私自身の経験があります。
・介護をしながら働く難しさ
・年齢を重ねてからの収入不安
・借入に対する心理的なハードル
こうした現実を目の当たりにしてきました。
一方で、小さく始めた事業でも、
社会とつながり続ける力になることも実感しています。
だからこそ、
「借金を前提にしない起業の形は作れないか」
と考え、この仕組みに挑戦してみました。
資金は外部から集めたものではなく、
私自身が行っている
・コンサルティング
・テナント事業
・小売事業
といった小規模事業の収益の中から、無理のない範囲で捻出しています。
そのため、
▶ 無理な拡大はしない
▶ 続けられる範囲で支援する
というスタンスを大切にしています。
恩送りという考え方|義務ではない循環
恩送りファンドの根底にあるのは、「恩送り」という考え方です。
支援を受けた方が、
将来、余裕ができたときに
▶ 次の挑戦者を支える側に回る
そんな循環が生まれたら良い、という想いがあります。
ただし、これは義務ではありません。
▶ あくまで理念であり、強制されるものではありません。
50代以降に適した理由|小規模起業との相性
50代以降は、働き方の前提が変わります。
・再雇用の不安定さ
・収入の先細り
・長寿化による将来不安
こうした中で、
▶「大きく稼ぐ」より「長く続ける」
という考え方が現実的になります。
恩送りファンドは、
この「小さく、長く続ける起業」と相性の良い設計です。
介護と起業の両立|現実的な働き方
私自身、介護を経験する中で感じたのは、
▶ フルタイム勤務の継続は想像以上に難しい
という現実です。
一方で小規模起業であれば、
・時間の調整ができる
・自宅や近隣でできる
・収入をゼロにしない
といった働き方が可能になります。
これは、理想論ではなく、現実的な選択肢の一つです。
支援内容|資金+伴走(ただし丸投げはしない)
恩送りファンドでは、
・段階的な資金支援
・事業の方向性の相談
・継続できる形への調整
といった伴走型の支援を行います。
ただし、
▶ すべてをサポートするわけではありません
▶ 最終的な判断と責任はご本人にあります
その前提の中で、無理のない形を一緒に考えていきます。
【2026年】現在の状況|1社限定で検証中
現在は、制度として広く募集している段階ではありません。
2026年2月から、
▶ 1社限定で実験的に運用しています。
・資金の投入タイミング
・どの程度の伴走が必要か
・成果が出ない期間の支え方
こうした点を、現場で検証しています。
これは、
▶「最初から制度化しない」
▶「現場で確かめながら作る」
という考え方に基づいています。
向いている人・向いていない人
この仕組みは、すべての人に合うわけではありません。
向いている方
・50代以降で起業を考えている
・介護と収入を両立したい
・借金をしたくない
・小さく長く続けたい
向いていない方
・短期間で大きく稼ぎたい
・外部資金で一気に拡大したい
▶ 正直に言って、このような方には向いていません。
まとめ|リスクを抑えて一歩踏み出すために
恩送りファンドは、
・返済不要
・小規模起業前提
・個人運営による限定的な支援
まだ完成形ではない、実践の中で改善しながら
より良いカタチに進化させていく社会実験です。
万能ではありませんが、
▶ 「リスクを抑えて一歩踏み出したい方」
にとっては、現実的な選択肢の一つになると考えています。
小さな一歩が、次の誰かの挑戦につながる。
その循環を目指して、この取り組みを続けています。
無料相談について
現在は試験的な取り組みのため、
すべての方に支援できる状況ではありません。
ただし、
「自分に合うか知りたい」
「話だけでも聞いてみたい」
という方には、状況に応じてお話ししています。
無理に勧めることはありませんので、
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