※本記事は2026年時点の情報に基づき一部更新しています。
「老後は年金でゆっくり暮らす」――
そんな時代は、すでに変わり始めています。
2026年の今、日本では70歳を超えても働くことが“特別”ではなくなってきました。実際、70歳男性の約半数が働いているというデータもあります。わたし自身、あと数年でその世代に入りますが、おそらく間違いなく働いていると思います。
ただ、50代の方の中には、
「30年以上働いてきたのに、まだ15年も20年も働くのか…」
と、気が重くなる方も少なくないと思います。
かつての私自身も、そう感じていました。
ですが、不思議なことに、人は少しずつ慣れていきます。
そして60代以降は、働く意味そのものが変わっていくように感じています。
若い頃は、年収や役職を追いかけ、時には家族との時間を犠牲にして働いていました。しかし、人生100年時代が現実になった今、「どれだけ稼ぐか」よりも、「誰と繋がり、どんな役割を持って生きるか」を重視するようになってきました。
70歳まで働く時代に必要なのは「収入源を増やす発想」
わたしは当初、定年後に大きな事業を立ち上げることも考えていました。
しかし実際には、
- 再雇用
- 年金
- 小さな副収入
- 小規模起業
など、複数の小さな収入源を持つ方が、精神的にも現実的にも楽だと気づきました。
特に「小規模起業」は、収入規模は小さくても、
- 社会との繋がりを維持できる
- 自分の裁量で働ける
- 突然の契約終了リスクを減らせる
- 健康年齢の維持につながる
という意味で、大きな価値があります。
もちろん起業にはリスクがあります。
ですが、再雇用や転職にも、
「いつ契約が終わるかわからない」
「次の仕事が見つかる保証がない」
というリスクは存在します。
だからこそ大切なのは、「絶対に安全な道」を探すことではなく、複数の選択肢を持ちながら、長く社会と繋がる準備をしておくことなのではと思っています。
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TAIGAが最初に行う「セカンドライフ資金計画表」
TAIGAコンシェルジュでは、まず最初に「セカンドライフ資金計画表」を作成します。
これは家計簿のように毎日記録するものではありません。
60歳、65歳、70歳、75歳――
人生の節目ごとに、
- 収入
- 支出
- 年金開始時期
- 住宅ローン
- 保険
- 家族構成
- 介護リスク
- 働き方
などを整理し、15年先までを見通すための“未来設計図”です。
わたし自身も15年間の計画表を毎年更新していますが、2026年になり、80歳までの計画へ延長しました。
老後資金は「ざっくり」から始めていい
資金計画表というと、
「細かい数字を全部出さないといけない」
と思われる方もいますが、最初は概算で十分です。
例えば、
- 年金はいくらくらいか
- 住宅ローンはあと何年か
- 退職金はどのくらいか
- 毎月の生活費は大体いくらか
まずはその程度でも構いません。
不明な部分は、総務省の家計統計などを参考にしながら、後から修正していけば良いと思います。
大切なのは、「見えない不安」を「見える化」することです。
家族と共有することで、老後の不安は変わってくる
セカンドライフ資金計画表には、
- 家族の年齢
- 子どもの独立時期
- 親の介護
- 年金受給開始
- 医療費
- 働き方の変化
なども盛り込みます。
すると、「なんとなく不安」だった老後が、少しずつ現実的な準備へ変わっていきます。
また、この計画を家族と共有することで、
- 起業への理解
- 再雇用への協力
- 支出の見直し
- 将来への安心感
にも繋がりやすくなります。
特に50代以降は、「自分一人の問題」ではなく、家族全体のライフプランとして考えることが重要だと感じています。
「事業収支」と「生活収支」は分けて考える
TAIGAでは、
- 日常生活の資金計画
- 新規事業の収支計画
を分けて考えます。
事業計画だけを見ると、「なんとかなる」と思ってしまうことがあります。
しかし実際には、
- 売上が予定通りいかない
- 想定外の支出が出る
- 健康問題が起きる
ことも少なくありません。
だからこそ、「生活費を守る視点」がとても重要になります。
もし目標に届かなければ、方向転換する。
再就職へ戻る。
規模を縮小する。
そうした柔軟性を持つことも、50代・60代の起業には必要だと思っています。
老後資金計画は「安心して生きるため」の準備
セカンドライフ資金計画表は、単なる数字の一覧ではありません。
- 何歳まで働くのか
- どんな働き方をしたいのか
- 誰と時間を過ごしたいのか
- どんな人生を送りたいのか
を考えるための土台です。
年金だけでは難しい現実がある一方で、
働き方を工夫し、小さく収入源を持ち続けることで、人生後半は思っている以上に自由度を持てる可能性もあります。
「定年=引退」ではなく、
「定年=働き方を変える節目」。
そんな時代だからこそ、まずは一枚の「セカンドライフ資金計画表」から始めてみることが大切なのではと思います。
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