10月13日~14日、#第50回自由が丘女神祭りが開催され、多くの人で賑わいました。私たちのTAIGAマイクロ起業の事務所は自由が丘駅から徒歩7分ほどの場所にありますが、事務所1階にあるジェラートVITALIさんは祭りの間、一時的にお店に入れないほどの混雑ぶりでした。

また、もう一つのテナントバースデイさんは、主に女性向け自然素材雑貨商品を扱うショップで、女神祭りイベントに参加をし、大盛況であったようです。

自由が丘女神祭りは50回目ですが、我々は自由が丘で事務所兼住居を構えてからまだ12年目です。自由が丘で家内が雑貨ショップを営んでいたご縁、終活に向けた親との同居の話が持ち上がり、個人的には賃貸派であったのですが、ライフイベントによって持ち家派になってしまいました。 定年後の仕事、親との同居・介護などによって基本的な考え方もアジャストしていく必要が出て来ることも、今後増えていきそうな時代です。

2回目の海外赴任になった時は、単身での赴任になりましたが、日本にも拠点が必要になり、賃貸より購入した方が安いとの理由で小さなマンションを購入しました。初めて購入したマンションも海外赴任中で、一度ショールームに行っただけで、住所は知っていましたがどこに建つのか、周りはどうなのか一度も調べに行ったこともなく一時帰国したときにグーグルリサーチで辿ったくらいです。もともとは老後は、老人ホームに入るつもりだったので、帰国後売るくらいの感覚だったと思います。

持ち家派に変わった理由は、大きくは二あります。 一つは親と同居するにあたりマンションでの共同生活だと本当に厳しいこと、 二つ目は当時自由が丘で雑貨店を家内が営んでいましたので、2カ所のマンションの賃料と、テナント料1カ所、合計3か所の賃貸はかなり高額になることです。

何度もシュミレーションをした結果、賃貸より購入した方がリスクが少ないと判断し、将来的に売却を考えて、駅から徒歩7〜8分圏内で3階建てが可能な土地を選びました。 1階をテナントに、2階を事務所&親の住まいに、3階を私たちの住居にすることで、1階のテナント料で借入を補えるよう小さな土地でも効率よく活用できるような物件を探した結果が、現在の場所になります。

もちろん、駅から離れた場所で借入れを少なくする選択肢もありましたが、テナントが安定的に営業できる立地を考えると、徒歩7分圏内がギリだと判断しました。結果として借入額は多くなりましたが、お陰さまで12年間空室になることもなく、現在は前述の2店舗さんに入っていただいています。
自由が丘の再開発もあり、人通りが増えて集客率も上がっているため、テナント事業は順調に推移していくと思われますが、私たちのコンセプトは「小さく持続すること」ですので、これ以上のテナント事業の拡大は考えず、テナント料はリーズナブルにテナントさんが継続して入居しやすい条件を設定しています。

1つめの収入の柱が出来たことで、若い頃のように毎日仕事に追われるスタイルはもう難しいですので、楽しみながら好きなこと得意なことを仕事にすべく2つ目の小さな柱としての新規事業の準備しています。年齢を重ねるにつれてバランス良く生涯現役生活を続けられるかがセカンドライフの重要なポイントだと考えています。 

今後力を入れていきたいのは、プラットフォームビジネスです。特にニッチなシニアマーケットには多くの課題がありますが、多くの企業がコア視聴率(13歳~49歳男女)をターゲットにしている一方で、シニア層をターゲットにする企業は限られています。この階層においてはブルーオーシャンが広がっており、小さなビジネスが生まれる可能性があります。私たちの世代が先行してニーズを掘り起こし、50代の皆さんと共有しながら起業のお手伝いができればと考えています。

起業にはリスクがないとは言えませんが、再雇用にも70歳以降が見えないリスクがあります。50代から一攫千金を狙う本格的な起業はお勧めできませんが、小さく50代の現業のある間に起業を検証することは可能で、リスクを最小化できると思います。 起業が難しくリスキーだと潜在的に感じている人は少なくないと思いますが、70歳以降の人生もまた、続いていく長寿のリスクも少なくありません。 
起業できると信じて社会人生涯現役で長寿のリスクに備えてみては如何でしょうか。

同郷の長崎県平戸市出身 ジャパネットたかた創業者 高田明氏のお言葉です。
できないと決めているのは、誰でもなく自分自身なんです。 人は決めませんから。
                 

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