海外進出のコンサルタントという仕事柄、語学力のブラッシュアップが必要で、海外赴任から帰国してから既に15年が経ってしまったということもあり、2年弱ほど前から60の手習いではないですが英会話スクールに通い始めました。
若い方に混じって肩身の狭い思いをしての勉強になるかもと心配していたのですがわたしが通っている英会話スクールは少人数制で、生徒はわたしを含めて5名。年齢層は50歳前後から60歳前後までと幅広く、わたしが最年長になると思います。
驚くべきことに、中には10年以上もこのスクールに通い続けている方もおり、今流行のリカレント教育の先駆者のような存在です。そのため、授業のレベルも非常に高く、正直わたしには敷居が高いと感じていますが、語学を学びたいというだけでなく、人生経験や知識の共有からも良い刺激を受けています。ただ、勉強に集中していることもあって、職業年齢などプライベートな話やフルネームを知ることはありません。
英会話スクールは東急東横線日吉駅の近くにあります。少し早めに到着したので慶応義塾大学の日吉キャンパスの有名なイチョウ並木を散策し、あまりの奇麗さに写真に撮って来ました。
日吉には慶應義塾大学があり、秋になるとそのイチョウ並木が見事な景観を作り出します。学校のあった先週の土曜日(12/7)、暖冬の影響で例年より少し遅めのイチョウの絨毯を歩きながら、慶應義塾と言えば「福沢諭吉」、そう言えば一万円札の肖像画が今年「渋沢栄一」に変わったので1万円札歴史について少し調べてみました。1万円札は1958年に初めて発行され最初の肖像画は「聖徳太子」、1984年に「福沢諭吉」が採用され、2024年40年ぶりに「渋沢栄一」に肖像画が変わりました。 1万円札の肖像画になった人はたったの3名しかいませんので、偉大な功績を上げたのは言うまでもありませんが、人生100年時代を意識している訳ではないと思いますが、亡くなった年齢は聖徳太子49歳、福沢諭吉66歳、渋沢栄一は91歳で亡くなられ、渋沢栄一は77歳で引退するまで日本の近代化に貢献されたそうですので、生涯現役で働きお金を稼げよとの政府のメッセージも込められているのかもしれません笑。
私自身は細々と今の時代に合わせて少しずつ「小さな収入の柱」を築く挑戦をしています。これまで4つの小規模起業に取り組み、そのうち3つは持続成長を続けています。65歳で「年金受給者」となったこともあり、66歳からは社会的な意義を持つ活動を目指していきたいと考えています。 セカンドライフの最後の挑戦となる社会貢献ができるような小規模起業を準備中です。
人生100年時代は誰も経験がなく、経済も不透明な時代ですが、不安定さや社会の変化に翻弄される時代だからこそ、自分自身の成長を止めないことが大切なのではと思います。
1万円の肖像画にはなれませんが、1万円を使っての「学問のすすめ」は生涯現役で続けたいと思っています。