退職金制度がない会社は何割?約4社に1社の現実とセカンドライフの備え方

※本記事は2026年時点の情報に基づき一部更新しています。

退職金制度がない会社はどれくらいあるのか?

かつて日本では、「定年まで勤めれば退職金で老後は安心」と考えられてきました。しかし現在、その前提は大きく変わりつつあります。

厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」によると、退職金制度がない企業は24.8%
つまり、約4社に1社は退職金がないという現実です。

さらに企業規模による差も大きく、

  • 大企業(従業員1000人以上):90.1%が制度あり
  • 中小企業(30~99人):約3割が制度なし

業種別では「宿泊業・飲食サービス業」で半数以上が未導入となっています。

退職金制度は法律で義務付けられていないため、企業ごとの経営判断に委ねられているのが実態です。

なぜ退職金制度は減っているのか?

退職金制度が減少している背景には、大きく2つの要因があります。

企業側の財務負担の増大

退職金は長期にわたり積み立てる必要があり、企業にとっては大きな固定負担です。
不透明な経済環境の中で、この負担を避ける企業が増えています。

働き方の変化(人材の流動化)

終身雇用が崩れ、転職が一般化したことで
「長く勤めた人に報いる制度」としての退職金の意味が薄れています。

その結果、

  • 退職金を廃止して給与に上乗せ
  • 企業型確定拠出年金(企業型DC)へ移行

といった動きが広がっています。

退職金の平均額はこの30年でどう変わったか?

退職金は「あるかどうか」だけでなく、「いくらもらえるか」も重要です。

厚生労働省の調査によると、

  • 1990年代:約3000万円
  • 2000年代:約2500万円
  • 2023年:約1896万円

と、大きく減少しています。

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特に中小企業ではさらに低い水準となっており、
「退職金で老後は安泰」という時代はすでに終わっています。

また制度自体も、

  • 退職一時金
  • 確定給付年金(DB)
  • 確定拠出年金(DC)

へと移行し、運用次第で受取額が変わる時代になっています。

退職金がない・少ない場合の老後対策

退職金に頼れない時代では、自分で準備する力が不可欠です。

まずは、

  • 老後の生活費はいくらか
  • 何年生きる前提で考えるか

を把握し、逆算することが重要です。

主な対策としては、

  • 預金・積立保険(安定重視)
  • 投資信託・株式(成長重視)
  • iDeCo(節税メリット大)

などがあります。

ただし、低金利や投資リスクを考えると、
「金融資産だけに頼る設計」は不十分になりがちです。

セカンドライフで重要なのは「収入を持ち続ける力」

私自身、投資での失敗を経験したことから、
小規模起業という選択に舵を切りました。

再雇用だけでは収入も選択肢も限られる中、

  • 再雇用
  • 小規模起業

を組み合わせた「ハイブリッド型の働き方」によって、
生涯現役の道を模索してきました。

その中で実感したのは、

「時間をお金に変える力」こそ最大の資産であるということです。

小規模起業は、

  • 初期投資が少ない
  • リスクを抑えられる
  • 長く続けられる

という点で、セカンドライフの現実的な選択肢の一つです。

セカンドライフに向けた3つの備え

これからの時代に必要なのは、次の3つです。

退職金を前提にしない

退職金は「補助的な資金」と捉え、
年金・資産運用・収入源を組み合わせることが重要です。

税制優遇制度を活用する

iDeCoやNISAを活用し、現役時代から効率よく資産形成を行う。

働き続ける仕組みを持つ

副業・スキル・小規模起業など、
「収入を生み続ける力」を育てておく。

まとめ:退職金に頼らない時代の生き方

退職金制度は、もはや「自動的に老後を支える仕組み」ではありません。

  • 制度がない会社が約4社に1社
  • 支給額は30年で大幅減少
  • 制度自体も変動型へ移行

こうした現実を前提にすると、

老後は会社ではなく、自分で設計する時代です。

退職金の減少を不安と捉えるのではなく、
新しい生き方への転機と考えることが重要です。

セカンドライフは与えられるものではなく、
自らつくるもの。

今からの一歩が、その質を大きく左右します。

今回の宅建士試験への挑戦も、私にとっては人生を再設計するための重要な一歩です。結果がどうであれ、この経験は必ず次につながると考えています。

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