#個人事業主の開業申請を行ったのは、私が55歳の時です。

55歳での個人事業開業、つまり第二の人生の第一歩を踏み出す瞬間でしたが、その時点ではまだ早期退職して独立することに迷いがあり、準備不足で臨みました。 ここで注意しなければならない点があります。人生経験が豊富な皆さんであれば、何事も準備が肝心だとよくご存知でしょう。だからこそ、開業申請におけるいくつかのご留意点をお伝えしたいと思います。

  1. 計画の再確認:思い込みは禁物!
    まず、開業計画を再度見直しましょう。若い頃のように勢いだけでなく、冷静にリスクとリターンを見極めることが必要です。自分が何を提供できるのか、顧客が本当に求めているのは何か、そのギャップを埋めるための戦略をしっかりと練りましょう。夢を描くのは楽しいことですが、地に足をつけた計画がなければ、すぐに現実の壁にぶつかるかもしれません。
  2. 役所の手続きは簡単そうでいて…?
    開業申請自体は役所に行けばすぐにできますが、事業内容によっては各種許可が必要な場合もあります。食品関連なら食品衛生責任者の資格が、金融関連なら貸金業務取扱主任者の資格が必要になることがあります。これらの資格がまだない場合、50代でも取得が可能で、再雇用にも当然活かせますので、前向きにチャレンジしてみてください。60歳を過ぎても資格を取るのは遅くありません!むしろ、今だからこそ得られる視点と知識があると思います。
  3. インターネットの力を活用しよう
    現代のビジネスにはインターネットの活用が不可欠です。個人事業でも、ホームページやSNSを使った宣伝活動は大きな効果を発揮します。とはいえ、苦手意識がある方も少なくないかもしれません。でもご安心ください。実は私も60歳を過ぎてから自分でウェブサイトを作り始めました。WordPressやSwellなど、便利なツールを活用すれば、意外と簡単に自分の思い通りのサイトが作れると思います(プロのようにはいきませんが…)。少しの工夫で、あなたのビジネスを多くの人に知ってもらうことができると思います。
  4. 長期的な視点で考える:今だけでなく未来を見据えて
    ビジネスを始める際、長期的な視点も大切です。特に、年金や生活費、老後の医療費など、将来の生活設計も一緒に考える必要があります。事業が軌道に乗るまでの期間をどのようにサポートするか、また健康なうちは生涯を通して続けられるビジネスなのかを見極めることが重要です。無理なく続けられる自分が好きで得意な事業を選ぶことで、ストレスなく、充実した毎日を送ることができると思います。
  5. 最後に、特典と言えるほどではないかも知れませんが…
    マイクロ起業コンシェルジュのカリキュラムを卒業された方が、実際に起業となったときは無償でこのホームページで紹介をし、自社のホームページを作成した際にはリンクを貼っていただければと思います。起業で一番大事なのは顧客開拓ですが、TAIGAマイクロ起業のホームページで事業紹介をさせていただき、将来的には起業家のみなさん同士が繋がって頂けるようなカタチにできればと考えています。 また、ホームページのご紹介で発生した取り扱いに対して手数料などは発生しませんが、コンプライアンス、顧客の守秘義務など、利用規約を遵守していただき、自己責任でのお願いになります。

早期退職した後、正直1年間くらいは後悔し、起業活動と並行してコロナ禍に再就職活動も行いましたが、シニア新世代の就労環境は未だ厳しくインフラ整備が追い付いているとは言えない状況です。 70歳~74歳で働く方が3人に1人という時代が来つつある今、50代からのマイクロ起業は、人生の第二章として意義深いものだと考えています。

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