我々の考えるセカンドライフの起業とは、極小さく(マイクロ)起業し、64歳までは「継続雇用」と「起業」の#ハイブリッド、 65歳以降は年金で60%~70%充電、残りは自家発電(起業)による#電気自動車で、セカンドライフの景色も楽しみながら自分のペースで走るイメージです。

老後資金として2000万円でも足りないのでは(?)と言った内容の記事を目にするたびに、不安を感じる方も多いのではと思います。加えて、近年のインフレ進行により、あらゆるものが値上がりしています。給料がわずかに増えたとしても、実質的な購買力が低下しているのが現実です。「人生100年時代」という大きな変化の中で、今後の社会の動向を正確に予測することは困難ですが、確実に解っていることはあります。

1.年金だけでは生活できない人が多数いる
年金受給者の約6割が、年金だけでは生活できないとされています。これは年金制度の限界を示すものであり、将来の生活設計において公的年金に過度な期待を抱くべきではないという現実を突きつけていると思います。

2.超高齢化社会の到来
現在、65歳以上の高齢者が人口の約30%を占める状況にあります。医療費、介護負担の増加、社会保障の不安に加えて、現役層世代1人が高齢者を支える構図は、ますます厳しいものになっていくでしょう。

3.経済規模の縮小
日本の人口は2010年をピークに減少傾向。現役の年齢階層(生産年齢15歳~64歳)の減少により、経済成長の鈍化、労働力の減少が経済全体に影響を与え、将来的には個人の経済基盤にさらに大きな負担がかかる可能性があります。

4.高齢者の就業率の増加
現在70歳代の約半数が何らかの形で働いている事実があります。これは、年金だけに頼れない社会背景と、わたしのように長寿のリスクを、可能な限り働き続けることで回避したい表れかと思います。

こうした状況を踏まえると、少なくとも70歳代までは何らかの形で収入を得る方法を準備する必要があると言えます。

「人生100年時代」を見据えた準備の重要性
人生100年時代は、ただ長生きするということだけでなく、超高齢化に伴う社会問題や経済的な不安定さと直面する時代です。国家財政の悪化、人口減少による労働力不足、国の借金増加、企業の成長鈍化など、社会全体の課題が山積しています。その影響はシニア世代にも及び、国や企業が十分に手を差し伸べられないのが現実だと思われます。

このような中、自分自身で未来に備える意識が必要となります。たとえば、以下のような選択肢が考えられると思います。

  • 定年延長を活用する
    継続雇用制度を最大限に活用し、収入の確保とスキルの維持を図る。可能であれば、新たなスキルを学び、シニア層でも需要の高い仕事に挑戦するのも一案です。
  • 早期退職後の準備を進める
    企業が50代で早期退職を促進する中、自身のキャリアプランを柔軟に再設計することが非常に重要になると思います。スモールビジネスやフリーランスといった選択肢を視野に入れ、小規模ながら持続可能な収入源を確保する準備を整えることを検討されてはと思います。
  • 小規模ひとり起業の実践
    自らの趣味や得意な領域を活かして収入を得る、あるいは地域に密着したビジネスを展開するなど、リスクを抑えつつ収益を得る方法を模索することも有効だと思います。

今現役層世代の皆さんの職場に、60歳後半の我々が、あるいは70歳代の方が一緒に仕事をしていたらどうお感じになるでしょうか。
わたしの場合は、給料の減額は受け入れつつも、今までの経験を活かし戦力としての居場所を確保できる雇用継続であるとはイメージできずに早期退職を選択しました。準備不足で紆余曲折はありましたが、社会全体の課題が個人にも波及する以上、自分の身は自分で守る意識も大事なのではと思います。

結果的に自分の好きなこと得意なことで生涯現役を目指せることになったことは、それはそれで良かったと思いますが、「セカンドライフ」という新たなステージは、単なる30年間の老後生活では済まされない長き時間だと思います。自分らしい生き方を追求しつつ、持続可能な生活を実現するためには、起業コンサルタント、セミナー、行政サービス、皆さんの周りの起業経験者の助言など、当コンシェルジュに限らずあらゆる手段を駆使してでも小規模起業にチャレンジすることを切にお勧めしたいと思います。 

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