50代の皆さんが会社に入ったころに発売されたのが、伊藤園さんの「お~いお茶」でした。 当時の日本ではまだお茶と水は、お金を出して買うイメージはあまりなかったと思いますが、我々はライフスタイルの変化とともに徐々に受けれ、今では普通に生活に馴染んでいるのではと思います。

人生100年代、老後は退職金と年金で生活するという今まで主流であった考え方や、起業はハイリスクで無理だという固定観念も、時代の変化に合わせて考え方をアジャストしていく節目なのではと思います。 

「お~いお茶」は、1989年2月1日に発売され、当初は「缶入り煎茶」という名前でしたが、好評を得て1989年に「お~いお茶」に改称されました。「お~いお茶」のペットボトルは、1990年に世界で初めて1.5Lサイズが発売されました。1993年には現在の大容量の定番である2Lサイズが発売されています。「お~いお茶」は、現在も緑茶飲料市場を牽引するブランドとして、次々と新しい商品を発売しています。

ミネラルウオーターに関しても少し調べましたが、日本ミネラルウォーター協会HPによりますと1993年に日本経済新聞に「エビアンミニボトルを革製ホルダーに入れて持ち歩く若者のファッション」という記事が紹介されてから500mlペットボトルの消費が増加したと書かれてありましたので、 今から30年前あたりから「水は買う物」へと意識の変化があったようです。

今までの過去の常識を覆す象徴的な事象だと思いますが、セカンドライフの常識においても、ニューノーマル=過去の常識に戻ることのない新しい常態、へのアジャストが求められていると思います。

現状のセカンドライフの常識的な課題としては・・・
・退職金と年金だけでは定年後30年間の生活費が不足する人が多数を占める
・65歳までの再雇用では、66歳からの再雇用先の確保がかなり厳しい(給料は下がる)
・生活費以外に、介護費用、医療費、リノベーション費用等出費が多い
・それまでの働き方では、稼ぐだけのモチベーションで30年間働くのはしんどい
・生涯現役で働くのは再雇用ではほぼ不可能 (再雇用ではいつか第二第三の定年がくる)
・70歳の48%約半数が働いている現実

対応策としては、資格を取得して再雇用の可能性を高める、あるいは、ある程度子育ても、会社での立場も落ち着いてくる50代に小さい起業にチャレンジする。 資産投資もありますが、日々運用益の上下にストレスを抱えるのと、2024年8月の株価最大下落のような事が今後もないとは限らず、時間を労働力に投資することをお勧めしています。
マイクロ起業では50代の現業のあるうちに、極小さく起業し、且つ起業に必要な資格を取得すれば、両方に対応できることを提案をしています。 

働き方改革や多様性の時代と言われていますが、国も企業も若い世代に対しての施策はあったとしても、シニア層に対しては出来るだけ長く働いて、若い世代への負担をできるだけ少なくとの財政負担削減などが正直なところだと思います。 

何十年後かに、「2024年頃までは、再雇用が一般的だったけど、今や半数以上が小さな起業で自分の好きなこと得意なことで、生きがいをもって自分の人生をデザインしている」・・・というのがスタンダードになっていれば嬉しく思いますが。
あと5年で自分も70歳、個人的意見にはなりますが、企業に雇われて月15万円稼ぐよりは、月5万円でも代表の名刺を持って自分の好きなこと、得意なことで社会に繋がっている方が楽しく生きがいを感じながら生きられているような感じがしています。 

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