#「起業」に向いている人の特徴、向いていない人の特徴。

起業に向いている人にはいくつかの共通した特徴があります。
まず、「走りながら考えられる」ことが重要です。起業では、完璧な準備を待つのではなく、行動しながら見えてくる課題に対応していく必要があります。初期段階では修正を繰り返すことが多いので、最初からすべてを完璧にする必要はありません。
また、「忍耐力」も求められます。順調に進む時期があっても、必ずと言っていいほど困難や問題が発生します。そんな時に挫折せず、踏ん張って進み続ける力がある人は、起業家としての適性が高いと言えます。

さらに、起業はすべて自己責任で行われるため、「責任感」が強い人であることも重要です。他人や環境のせいにせず、結果を引き受けられる覚悟が必要です。また、「論理的思考力」があることも大きな武器となります。物事を分かりやすく説明でき、問題が発生した時には本質を見極め、新しいアイディアを形にできる力が必要です。

「ポジティブな考え方」も重要な要素です。起業では失敗がつきもので、クレームや売り上げの低迷に直面することもありますが、それを次のステップへの学びとして前向きに捉える姿勢が成功につながります。また、「臨機応変な対応力」も欠かせません。起業では計画通りに進まないことが常で、状況に応じて柔軟に対応できるスキルが重要です。

「お金の管理」がしっかりできることも必須です。ビジネスの継続には、収支のバランスを取ることが欠かせません。個人事業主であっても法人であっても、資金繰りに無頓着では起業を続けることは難しいでしょう。そして、「コミュニケーション力」も必要です。パートナーや顧客との関係を築く上で、良好なコミュニケーションを取ることが成功の鍵になります。

最後に、成果がすぐに出ない時期にもひたむきに努力し続ける「継続力」が求められます。起業では、目に見える成功がすぐには訪れないことが多いため、粘り強く取り組む姿勢が重要です。

一方で、起業に向いていない人にもいくつかの特徴があります。
まず、「お金の管理ができない」人は起業に向きません。資金繰りがうまくいかなければ、ビジネスはすぐに行き詰まります。また、「人を頼れない」人も起業には不向きです。起業家は多くの場面で決断を迫られますが、すべてを自分で抱え込むのではなく、適切に人に助けを求めることも大切です。

「行動するのに時間がかかる」人も起業には向いていません。ビジネスチャンスは一瞬で、迅速な対応が求められるため、決断や行動に時間を要する人はチャンスを逃してしまうことが多いです。また、「物事をネガティブに考えがちな人」も向いていません。失敗を過度に恐れることで、行動に移せなくなり、挫折の原因となります。

「他責思考」の人も起業には向いていません。ビジネスの失敗を他人や環境のせいにしてしまうと、自分の成長を妨げるだけでなく、ビジネス全体の信頼性も損なわれます。また、「自分に甘い」人も、起業の厳しい現実に耐えられないでしょう。自分に厳しく、目標達成に向けて努力し続けることが求められます。

さらに、「一つの物事に集中できない」人や、「現状維持を求める」人も起業には向いていません。起業家は自分の事業に対して全力で取り組み、常に新しい情報や変化に対応する必要があります。現状に満足し、成長や挑戦を避ける姿勢では、ビジネスの進化についていけなくなってしまうのです。

前述は、起業に向いている人、向いていない人の一般的な特徴だと思いますが、50代からのマイクロ起業においては、まずは、
①パートナーやご家族に、小遣いの範囲内で定年まで兼業で起業の準備をして、
②定年前までに、年金だけでは不足する生活費を補填できる起業収入がなければ起業をあきらめ、
③定年後は、再雇用で行けるところまでつないでいく
・・・の3つの理解を頂ければ、向いている、向いていないに関わらずチャレンジしてみる価値はあると考えています。 そもそも一攫千金を狙う起業ではなく、再雇用、年金に次ぐ生涯現役のための第三の収入源としての起業トライアルですので、万が一うまく行かなかったとしても元に戻すだけで、準備期間中に得られた資格も再雇用にも活かせるのではと思います。 起業にチャレンジしておけば良かったとの悔いも残らないのではと思います。

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