全国の60歳以上の男女2084人に聞いた 最も多かった”後悔”とは

2023年度に公益財団法人 生命保険文化センターが実施した「ライフマネジメントに関する高年齢層の意識調査」によると、60歳以上の男女2,084人を対象に行われた調査で、最も多かった後悔は「もっと学べばよかった」というものでした。回答者の57.1%が「そう思う」または「まあそう思う」と答えています。
参照:2023 年度 ライフマネジメントに関する 高年齢層の意識調査
ライフマネジメントに関する高年齢層の意識調査|調査活動|公益財団法人 生命保険文化センター (jili.or.jp)

大人になってから「もっと勉強しておけばよかった」と感じる人は多く、特に年齢を重ねるにつれて記憶力が衰え、知識を定着させるのに時間がかかることから、若いうちに学び続けていれば自分の可能性がもっと広がり、違う人生を歩んでいたかもしれないという後悔が生まれるようです。しかし、勉強は何歳からでも始められるものであり、最近では社会人が自分のタイミングで学び直す「リカレント教育」も注目されています。大人は専門性の高い分野や趣味に深く取り組むことができるため、自分の好きなことを自由に学べる点が魅力です。「もう遅い」と諦めず、老後からでも勉強を続けることで、人生を豊かにすることができると思います。 もちろんわたし自身への戒めも込めて。


次に多かった後悔は「貯蓄」に関するもので、54.2%が「貯蓄が十分にできなかった」と回答しています。老後資金の確保が難しかったことが伺えます。また、「やりたいことに挑戦しなかった」と後悔する人も多くいます。多くの人は、やりたいことがあっても失敗を恐れ、なかなか行動に移せず、結果として夢を先延ばしにしてしまいがちです。その結果、「もっと挑戦すればよかった」「自分の幸せを優先すべきだった」と後悔することが多いのだと思われます。重要なのは、挑戦の結果ではなく、「挑戦したかどうか」だと思います。セカンドライフでの失敗は不安になると思いますが、リスクを最小化すれば元にリセットすることも可能で、まずは挑戦することが重要なのではと思います。リスクを避けつつ、やりたいことに一歩踏み出すことで、より充実した人生を送ることができるのだと思います。

 
3番目に多かった後悔は「運動」(43.6%)です。健康なうちはそのありがたさに気づきにくいものですが、無理がたたるのは年を取ってからです。老後に健康問題が発生すると回復に時間がかかり、病気になってから後悔しても遅いことが多いです。人生100年時代において、健康は幸せな老後を送るための鍵です。今のうちから運動やバランスの良い食生活を心がけ、健康を意識することが大切だと思います。医療費の削減にも寄与すると思います。


「家族との時間を大切にする」(38.3%)という後悔も多く見られました。最も身近な家族だからこそ、つい後回しにしてしまうこともあるでしょう。しかし、人生は何が起こるかわからず、もし家族に何かあったとき、「もっと会っておけばよかった」「もっと優しく接していればよかった」と後悔しても、取り返しがつきません。常に側にいる家族に感謝し、会えるうちに会いに行き、連絡を取ることが大切だと思います。


人生は一度きり。50代は、人生のちょうど折り返し地点です。これまで積み重ねてきた努力や経験、知識、人脈が今こそ実を結ぶ時だとも言えます。過去の失敗も成功も、すべてが皆さんの財産です。 会社に属していた時にできなかったことを、今度は起業というカタチで、自分の可能性を信じて悔いのないセカンドライフを送っていただければと思います。健康を大切にしながら、家族や友人との絆を深め、好きなことに得意なことを仕事に生涯現役社会人を目指してみてはと思います。 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次