※本記事は2026年時点の情報に基づき一部更新しています。
「これから老後資金を貯めないと…」
そう思っていた矢先に、親の介護が始まる。
50代は、“自分の将来”と“親の今”が重なるタイミングです。
現役で働いているにもかかわらず、老後不安は消えない。そこに親の介護が重なる——これが今、多くの人が直面している「ダブルケア」の現実です。
この記事では、実体験をもとに
✔ 介護にかかるお金のリアル
✔ 在宅か施設かの判断
✔ 仕事と介護の両立
✔ 自分の老後を守る考え方
を具体的にお伝えします。
要介護認定から始まる“突然の介護”
私の場合、母が要介護認定を受けたのは80代後半でした。
・足腰の衰えで歩行器が必要に
・軽い認知症の症状が出始める
・徐々に動けなくなり要介護3へ
そして58歳のとき、地域包括支援センターに相談。
何の準備もないまま、介護生活がスタートしました。
ここが最初の大きな転機でした。
介護保険があっても足りない現実【費用の目安】
「介護保険があるから大丈夫」
そう思っている方は多いですが、実際はそう簡単ではありません。
介護保険には支給限度額があり、超えた分は自己負担になります。
例えば…
・デイサービス
・訪問ヘルパー
・福祉用具レンタル
これらを組み合わせると、すぐに上限に達します。
さらに施設に入る場合
▶ 月15万〜25万円が一般的
また、統計では以下の通りです。
・一時費用:約74万円(住宅改修・ベッド等)
・月額費用:約8.3万円
・介護期間:約5年(61.1ヶ月)
▶ 総額:約500万円前後
これはあくまで平均で、実際はもっとかかるケースも少なくありません。
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※「何から考えればいいか分からない」という段階でも大丈夫です
在宅介護か施設か|理想と現実のギャップ
母は要介護3から徐々に進行し、最終的には要介護4に。
特別養護老人ホーム(特養)も検討しましたが
待機900人弱、入所まで約2年待ちという現実でした。
結果、在宅介護を選択。
すると生活は一変します。
・毎日2〜3人のヘルパーが出入り
・訪問入浴、在宅診療、マッサージ
・月20万円を超えることも
母の年金では足りず、毎月数万円を補填。
さらに大きかったのが「時間」です。
夜間のトイレ介助や体位変換は家族の役割。
コロナ禍もあり、外で働くことも難しくなりました。
3時間おきの介助を数ヶ月続ける生活。
ここで初めて
「介護はお金だけでなく、時間と体力を奪う」
という現実を痛感しました。
ケアマネジャー次第で介護は大きく変わる
在宅介護で重要なのが、ケアマネジャーの存在です。
・サービスの組み立て
・費用のバランス
・医療との連携
いわば「介護のナビゲーター」です。
ただし重要なのは
▶ 相性とコミュニケーション
私の場合、担当の方はご自身も介護経験者で、非常に親身に対応してくれました。
この違いが、精神的な負担を大きく左右します。
親の介護に追われる中で気づいた「自分の老後リスク」
介護に集中すると、自分の老後は後回しになります。
しかし、介護が終わった後に残るのは
▶ 自分の人生そのもの
・介護離職
・収入減少
・年金だけでは不安
この状況で60代以降の再就職は簡単ではありません。
私自身、こう考えていました。
「いざとなれば施設に入ればいい」
ですが現実は違いました。
・入れるとは限らない
・費用も想定以上
・待機期間が長い
だからこそ重要なのは
▶ 介護と仕事を両立できる仕組みを持つこと
解決策は「小さく始めて続けられる収入」
そこで私が選んだのが
▶ 小さな副業・マイクロ起業
・初期投資が少ない
・自宅でもできる
・自分のペースで働ける
・60代以降も継続可能
この働き方なら
介護と収入を両立する現実的な選択肢になります。
まとめ|ダブルケアを乗り切る3つの準備
親の介護と自分の老後。
どちらも避けて通れません。
だからこそ、今からできる備えはこの3つです。
① 親と将来について話し合う
② 制度と費用を正しく知る
③ 自分の収入手段を確保する
不安のまま立ち止まっていても、状況は変わりません。
一歩踏み出すことで、見える景色は変わります。
最後に|実体験から今、取り組んでいること
現在、私は義母と同居しています。
実母の介護を経験したからこそ、
「終活の話をするのは申し訳ない」と思いながらも
▶ あえて、しっかり話し合うようにしています。
・どこまで在宅で過ごしたいのか
・施設に入るタイミング
・お金のこと
これらを事前に共有しておくだけで、
いざという時の迷いは大きく減ります。
▶「親の介護、そろそろ考えた方がいいかも」と感じた方へ
まだ何も始まっていない段階でも問題ありません。むしろ、早い段階で整理しておくことで
後の負担や迷いを大きく減らすことができます。うまく言葉にできていなくても大丈夫です。
無理な提案は一切ありません。
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