近年、 #兼業や副業が徐々に一般的になってきましたが、50代の方々にとって、65歳以降の資金計画が、貯蓄と年金だけで人生100年時代を賄えるのかどうかで、判断が分かれると思います。

わたしの場合は、介護費用、医療費、施設入居費用など想定すると年金だけでは難しいと判断し、70歳以降でも社会と繋がって生涯現役を続けられるマイクロ起業を選択しました。 若いころは、まあ何かあったら特養あるいは老健にでも入ればいいかなと簡単に考えていましたが、実母で経験したのですが、特養、老健に入所するには諸条件があり誰でもはいれる訳ではなく、民間の施設に入居するとそれはそれで結構なお金がかかります。

私は現在65歳ですが、56歳で早期退職をしてからの収入のポートフォリオを参考になればと、今回は共有させていただければと思います。 下記のような割合になりますが、極小起業=マイクロ起業を前提にした社会人生涯現役の考え方です。

  1. コロナ前:起業事業収入60%+企業再雇用収入40%
  2. コロナ禍:起業事業収入60%+業務委託20%+企業再雇用20%
  3. アフターコロナ:起業事業収入60%+年金25%+業務委託15%

まず、起業事業からの主な収入源はテナント賃貸収入です。当時自然栽培茶事業の起業資金を得るため、企業での再雇用との兼業を考えていましたが、フルタイム勤務と起業運営が中々共存できなかったことや、再雇用先の条件が要望とは大きなギャップがありました。従前、企業への再雇用契約は単発的なものに限定され、企業再雇用の収入は全体の約40%を占めていたものの、実際の総所得金額は希望には遠く及びませんでした。

その後、コロナ禍で国家資格を取得したことで、二つ目の小さな収入の柱、独立行政法人との業務委託契約を得ることができましたが、引き続き安定を求め顧問契約先を探すものの、出来高払いの単発契約で、このころから企業のニーズとシニア就労環境のズレを感じ、起業にゆくゆくはシフトしたいと感じるようになりました。

アフターコロナにおいては、三つ目の収入の柱としての年金の受給が開始したことで、起業事業の収入と年金で85%を占め、業務委託契約を残して、最終的に企業への再雇用活動は停止、その時間をベンチャーキャピタル事業に充て現在に至っています。

企業への再雇用で元気なうちはできるだけ長期的に勤められる場所があれば問題はないのですが、基本 年間契約で64歳、あるいは69歳で契約満了になり、70歳以降も働けるうちは可能な限りと考えても、就労先の確保は極めて難しくなります。 毎年多くのシニアが仕事を求める中、現在でも70歳以上の3人一人が働いているにも関わらず、です。 特別な資格やスキルがない限りは企業への再雇用での職場復帰は容易ではなく、体力の衰えも加わり、従来の働き方を続けることは難しくなっていきます。

週末起業や副業は若い世代の方に一般化しつつありますが、50代からの新しい働き方として「現業+起業」の兼業は非常にポテンシャルある選択肢の一つになると考えています。50代ではこれまでの経験やスキルを活かし、好きなこと得意なことでの起業が充実したセカンドライフに繋がると思います。起業の魅力は、収入を補うだけでなく、生きがいを見つけ、柔軟な働き方を実現できる点にあります。例えば、週に3~4日、1日2~3時間のフレキシブルなスケジュールを採用することで、体力的な負担を減らし、仕事とプライベートの両立が可能です。

また、50代は長年培った経験や人脈を活かす絶好の時期であり、それが若い世代にはない大きな強みとなります。これを基にビジネスを立ち上げることで「自分らしい働き方」を追求でき、多様な働き方が求められる社会にも貢献できると思います。起業は大きなリスクが伴うイメージがありますが、小規模からスタートし、インターネットやSNSを活用すれば、初期投資を抑えつつ自分のペースで進められます。50代からでも充分に成功を収めるチャンスは広がっていると思います。

棚卸、人生曲線で導かれたエレメントをChatGPTなどのAIに入力して、自分に合う起業がどのようなものが出てくるのか・・・知っておくことでセカンドライフをデザインするときに役に立つのではと思います。

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