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コラム
# 「老後破産」とは、年金などの収入だけでは生活費を賄いきれず、貯蓄が尽きた状態を指します。高齢化が進む中、日本では年金だけで暮らせず、経済的に厳しい状況に陥る高齢者が増加傾向にあります。
2020年の日本弁護士連合会の調査によれば、破産申立者のうち60代は16.37%、70代以上は9.35%を占め、高齢者の破産件数は2002年比で約2.4倍に増加しています。また、高齢者世帯の生活保護受給者も2000年以降急増しており、経済的な不安定さが浮き彫りとな... -
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50代からの親の扶養控除について ・・・ 親の収入が低い場合、扶養に入れることで税金や社会保険上のメリットを受けられる場合があります。 #「年収の壁」ともリンクし、実際にはデメリットも存在するため、メリット・デメリットや手続き上の注意点を理解しておくことが大切です。
親を扶養に入れる条件扶養には「税金の扶養」と「社会保険の扶養」の2種類があり、それぞれに異なる条件があります。どちらの扶養に該当するかは、それぞれの収入基準などに基づいて判断します。税金の扶養親を税金の扶養に入れることで、扶養控除の適用を... -
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近年、経済環境の変動や企業戦略の変化を背景に、日本の上場企業では早期退職募集が急増しています。特に2024年の1月から9月までにかけて、46社が「早期・希望退職」を募り、前年同期と比べて企業数が1.5倍に増加。対象人員も8,204人と、前年同期の2,066人から4倍以上に急増しました。
金利の上昇や為替変動といった外部要因が企業の経営に影響を与え、業績の好調な企業でも構造改革の一環として人員削減を進めるケースが目立ちます。このような背景の中で、多くの企業が人件費削減のために早期退職の実施を急いでいる状況が浮かび上がって... -
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「熟年離婚」:同居期間が20年以上の夫婦が2024年度離婚したうちの23.5%と過去最高になっているそうです。
定年が近づくにつれて、奥様や家族からは「家にずっといるのは避けてほしい」「適度な距離感を保ってほしい」といった期待(?)もあるようですので、収入が少なくても健康な内は仕事を生涯続けて欲しいというのが本音なのかも知れません。 現在50代を迎え... -
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開業資金の中央値が、1995年の1,000万円から2023年には550万円にまで減少しています。 「2023年度新規開業実態調査」(日本政策金融公庫)によると、近年、日本の起業環境には大きな変化が見られ、特に「250万円未満」の開業が20.2%、「250万~500万円未満」が23.6%と、少額での開業が増えていることがわかります。
これは、インターネットの普及やバーチャルオフィスの活用などが進み、初期投資を抑えやすくなったためと考えられます。従来と比べ、少額での起業が実現しやすくなった現状は、特に50代の起業を後押しする要素となっているでしょう。実際、50代の開業者の... -
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転職は35歳までにとか、遅くとも40歳代前半までにしないと厳しい、との共通認識がありましたが、厚労省の資料からも・・・・
# 50代を迎えるまでには何度か「転職」について真剣に考えたこともあるのではないでしょうか。また実際に転職された方もいらっしゃると思いますが、50代を境に給料が減少する割合が増え、50代前半で37.6%が、後半で47.7% 約半数の転職で賃金が減少にな... -
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今日11月4日(月)は「文化の日」の振替休日で、当事務所のある自由が丘の街も多くの人々で賑わっていました。定年後にどれくらいの文化教養・娯楽費にお金を使っているのか気になり、65歳以上の高齢者世帯における生活費の内訳を調べてみました。
小春日和の穏やかな日差しの下、文化の日という訳ではありませんが、私は読書が趣味なので、ワンちゃんの散歩を兼ねてオープンカフェで本を楽しむひとときを過ごしました。このようなあまりお金をかけない文化的な楽しみも心地よい日常の一部ですが、企業... -
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#50代を迎え、セカンドライフをどのようにデザインしていくかを考える皆さんは、いろいろな選択があるとは思いますが、仕事に関しては「早期引退派」と「生涯現役派」の二つに分けるとすればどちらでしょうか・・・
①継続雇用・再雇用で行けるところまでフルタイムで働き続け、老後資金2,000万円を確保したうえで完全引退を目指す「早期引退派」でしょうか?②それとも、長寿化のリスクに備え不足するであろう老後資金を、小規模な起業を通じて社会と繋がりながらセカンド... -
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起業する人全体の中で26.7% 50代の4人に一人が、起業しているという結果がでています。 また、データによれば、最も高い63.1 %の60代の方は「起業したい」「起業に関心がある」と答えています。
わたしのように会社勤めが長かった60代は、一旦は継続雇用や再雇用を選択したものの、現実とのギャップを感じ、改めて「起業していたら・・・」と振り返る世代でもあるのかもしれません。 出典:「2023年度起業と起業意識に関する調査」2024年1月18日 日本... -
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コア視聴率とは、コア層と呼ばれる13歳〜49歳までの男女の個人視聴率のことを指します。 残念ながら50歳以上は含まれてはいませんが、視聴者区分で言うところのT層とM1~M2層、F1~F2層に比べて購買意欲が低いためです。
一方で、みずほ銀行が発表した「高齢者向け市場のレポート」シ二ア市場の規模は2025年には100兆円産業になるとの予測もあります。出典:みずほ銀行「高齢者向け市場のレポート」https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/industry/sangyou/pdf/1039_03_0...