【50代からの起業】資金100万円・人脈ゼロから始めたベトナム駐在10年が教えてくれたこと

※本記事は2026年時点の情報に基づき一部更新しています。

サイゴン初上陸|100万円と一人きりのスタート

1998年2月。
私はたった一人、100万円(約7,000ドル)を持ってベトナム・ホーチミンに降り立ちました。

ミッションは、東南アジア初となる駐在員事務所の立ち上げ。

  • 社員なし
  • 得意先なし
  • 協力会社なし

完全なゼロスタートでした。

頼れるのは、現地にいた日本人のS氏ただ一人。
関西空港からのフライトは、今でも忘れられないほど心細いものでした。

最初の壁|「事務所すらない」状態からの営業

最初の数か月はホテルに長期滞在し、ビジネスセンターを仮事務所にしました。

しかし当時のホーチミンでは、

  • ホテルに自由に出入りできない
  • 商談環境として不十分

という課題があり、早急な拠点づくりが必要でした。

私は半年以内に、

  • 物件探し
  • 事務所設計・施工
  • 秘書採用
  • 電話回線の確保

といった「会社の最低限の機能」を整えることを目標に動きました。

インフラ未整備×文化の壁|想像以上のストレス

当時のベトナムは発展途上。

  • 法規制が頻繁に変わる
  • 税制も不安定
  • インフラは未整備

さらに、

  • 言語(英語+ベトナム語)
  • 商習慣の違い

にも苦しみました。

ストレスで円形脱毛症(しかも500円玉サイズの‼)ができたほどです。

売上ゼロの1年間|「仕事があること」の価値に気づく

立ち上げから1年間、売上ゼロ

それまでの人生で「仕事がない」経験がなかった私は、この時初めて気づきました。

仕事があること自体が、どれだけありがたいか

焦っても、一人でできることには限界があります。

そこで私は、

  • 日系企業への挨拶回り
  • 語学学校(英語・ベトナム語)
  • 駐在員からの情報収集

と、「地味な積み重ね」に徹しました。

▶無理に何かを決める必要はありません。【無料相談(60分)で現状を整理する】

想定外の連続|海外ビジネスのリアル

海外では、不確実性のレベルが違います。

例えば──

  • 偽造署名・偽造社印による犯罪に巻き込まれ、警察に呼ばれる
  • 飛行機の片側のエンジン停止 → 緊急着陸

機内で警報が鳴ったとき、乗客はパニックになることもなく、ただ静かに固まっていました。

その時、私の頭に浮かんだのは一つだけです。

「わたしの内緒のあの借金、どうするんだろう…」

10年後|社員34名・全国キャラバンへ

結果として、

  • 駐在員事務所5年
  • 現地法人化後5年

計10年間ベトナムに駐在

帰任時には、

  • 社員34名
  • 長く続く顧客関係
  • 全国規模(5市53省)の展開

まで成長しました。

この経験が「50代起業」の原点になった

この10年間は、会社のミッションでありながら、

「自分で事業を持つ疑似体験」

でもありました。

定年が近づいたとき、私はこう考えるようになります。

  • 会社に不満はない
  • でも、いつか辞めなければならない

その時に支えになったのが、この経験でした。

50代からの起業は“特別な挑戦”ではない

「起業=リスクが高い」と思われがちですが、実は逆です。

むしろ、

  • 65歳以降の再雇用
  • 条件の合わない働き方

これらも十分にリスクです。

現在は、

  • インターネット
  • リモートワーク
  • レンタルオフィス

などにより、低コストでの起業が可能です。

さらに50代には、

  • 実務経験
  • 人脈
  • 判断力

という強みがあります。

成功の鍵|リスクを最小化する起業戦略

私がたどり着いた結論はシンプルです。

「小さく始めて、内製化し、撤退可能にする」

具体的には、

  • WEBを自分で管理する
  • 固定費を極限まで下げる
  • 副業からスタートする

これにより、

“失敗しても戻れる起業”が成立します。

まとめ|ゼロから始める力は、誰でも持っている

私のスタートは、

  • 資金100万円
  • 人脈ほぼゼロ
  • 海外経験なし

でした。

それでも10年後には形になりました。

だからこそ断言できます。

起業に必要なのは「特別な才能」ではなく
不確実性に対応する力です。

最後に|TAIGA恩送りファンドの考え方

起業は「成功か失敗か」ではありません。

  • うまくいけば継続
  • だめなら再就職

この選択肢を持てること自体が価値です。

この考え方が、
私がいま取り組んでいるTAIGA恩送りファンドにもつながっています。

▶「何から始めるべきか整理したい方へ」アイデアがあっても、進め方が分からないまま止まっている方が多いです。まずは一度、頭の中を整理してみませんか。無理な提案は一切ありません。

関連記事
「#50代からの起業は遅いと感じる方も多いですが、実は最も現実的な選択肢の一つです」
【保存版】50代からの起業で失敗しない3つの鉄則|家族の理解が9割を決める理由
#50代からの起業資金|融資・補助金に頼らない4つの目の新しい選択肢「恩送りファンド」
【50代からの起業】資金100万円・人脈ゼロから始めたベトナム駐在10年が教えてくれたこと
定年後の仕事はどう作る?早期退職・役職定年後に選ぶ「小さな起業」とホームページ活用法
フリーランスから起業という選択肢 ― 副業から始める人生100年時代の働き方
50代からの起業のきっかけ|ベトナムで出会った一人のドライバーが教えてくれた「本当の社会貢献」
#セカンドライフにおける仕事と小規模起業の可能性

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次