※本記事は2026年時点の情報に基づき一部更新しています。
「起業したいけど、きっかけがない」
そう感じている方は多いのではないでしょうか。
実は私も、50代になるまで「自分が起業する」とは思っていませんでした。
そんな私の人生を変えたのは、ベトナム駐在時代に出会った一人のドライバーでした。
彼の名前はLoi。
当時は社用車のドライバーでしたが、その人生は決して平坦ではありませんでした。
30代で大学に通い直し、努力の末に正社員となり、やがてイベントマネージャーへ。
そして40代で独立し、自らのイベント会社を立ち上げ、約30名のスタッフを抱えるまでに成長しました。
私にとって彼は、単なるドライバーではなく「人生の先輩」でした。
彼と共に、ベトナム各地を走り回りました。
カンボジア国境近くのバンメトート、ラオス国境に近いダナンやフエ。
舗装されていない道を砂埃を巻き上げながら走るその光景は、まるでパリ・ダカールラリーのようでした(笑)
仕事を超えた「相棒」のような存在でした。
そんな彼に誘われ、毎年テト(旧正月)に孤児院を訪れるようになりました。
10年間通う中で、ある少年ロンと深く関わるようになります。
彼が18歳で孤児院を巣立つとき、私はお祝いを伝えに行きました。
その時、シスターから言われた言葉が、私の人生を変えました。
「本当に必要な福祉は、寄付ではなく働く場をつくることです」
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この言葉を聞いたとき、
「寄付して満足していた自分」に気づかされました。
そして初めて、「起業」という選択肢が頭に浮かびました。
・社会とつながり続けたい
・誰かの役に立つことをしたい
・長く続けられる仕事を持ちたい
これが、私の起業の原点です。
最初に始めたのは、孤児たちの製品を日本で販売する雑貨ショップでした。
しかし、2011年の東日本大震災の影響で閉店。
うまくいったとは言えませんが、
「行動した経験」だけは確実に残りました。
その経験が、今の
「TAIGA恩送りファンド」、「小規模起業支援」や「セカンドライフ支援」へとつながっています。
50代からの起業は、
大きく成功することよりも
▶ 無理なく続けられること
▶ 社会とつながり続けること
この2つが何より重要だと実感しています。
Loiとは2019年まで毎年のように会っていました。
しかしコロナ禍で状況は一変します。
彼はスタッフを守るため、2年間にわたり給与の70%を支払い続けました。
その心労が、彼の命を縮めることになりました。
今の私があるのは、間違いなく彼のおかげです。
ただ、その感謝を直接伝えることは、もうできません。
結び
もし今、
「何か始めたい」と感じているなら
それは、人生の次のステージへのサインかもしれません。
起業のきっかけは、
特別なものではなく
▶誰かとの出会い
▶ 小さな違和感
▶ 心に残った一言
そんなところから生まれるものかもしれません。
▶「何から始めるべきか整理したい方へ」アイデアがあっても、進め方が分からないまま止まっている方が多いです。まずは一度、頭の中を整理してみませんか。無理な提案は一切ありません。
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