新設法人の3割が合同会社に!株式会社との違いとは?50代・60代が知っておきたい会社設立のポイント

「これから起業したいけれど、株式会社と合同会社、どちらを選べば良いのだろう。」

会社設立を考え始めると、多くの方が最初に悩むのが「会社の形」です。

これまでは、「会社を作るなら株式会社が当たり前」というイメージがありました。しかし、その常識が少しずつ変わり始めています。

東京商工リサーチの調査によると、2025年に全国で新しく設立された法人は約15万7千社。そのうち約3割が合同会社でした。一方で株式会社は2年連続で前年を下回り、合同会社が新設法人の増加を牽引しています。

さらに注目したいのは、起業家(代表社員)の平均年齢です。

2025年の平均年齢は47.77歳となり、過去10年間で最も高くなりました。

20代の起業割合が減少する一方で、30代・40代の起業が増えています。

私は、この数字は単なる統計ではないと思っています。

「起業は若い人がするもの」という時代から、「人生経験や仕事の経験を活かして新しい挑戦をする時代」へ変わり始めていることを示しているのではないでしょうか。

そして、その流れは50代・60代にも確実に広がっていくと感じています。

だからこそ、「どんな会社を作るか」を考えることは、これまで以上に重要になっています。

なぜ合同会社が増えているのか?

合同会社が増えている最大の理由は、「小さく始めやすい」ことです。

株式会社と比べると設立費用を抑えられ、株主総会を開く必要もありません。また、出資者と経営者が一致しているため、意思決定が早く、一人でも運営しやすい仕組みになっています。

さらに、インボイス制度の開始以降、個人事業主から法人化するケースが増えたことも追い風となりました。

経営コンサルタント、デザイン、IT、講師業など、個人の経験や専門性を活かした小規模事業では、合同会社は非常に相性の良い会社形態といえるでしょう。

一方で、社会的信用や知名度、金融機関との取引、将来的な資金調達などでは株式会社が有利になる場面もあります。

つまり、「合同会社が一番良い」という話ではありません。

大切なのは、自分が目指す事業に合った会社形態を選ぶことです。

株式会社・合同会社・個人事業主の違い

では、実際にはどの事業形態を選べば良いのでしょうか。

個人事業主は、開業手続きが簡単で費用もほとんどかかりません。

「まずは副業から始めたい」「小さく試してみたい」という方には最適でしょう。

合同会社は、法人として一定の信用を持ちながら、比較的低コストで設立できます。

一人会社や夫婦での起業、コンサルティング業、士業、ネット販売など、小規模事業との相性は非常に良いといえます。

一方、株式会社は設立費用や運営コストは高くなりますが、社会的信用が高く、金融機関との取引、採用、資金調達、将来的な事業拡大には大きな強みがあります。

なお、「有限会社」は現在新たに設立することはできません。

現在存在している有限会社は、会社法改正以前から存続している会社です。

つまり、「どの会社形態が正解」という答えはありません。

どのような事業をしたいのか、どのような将来を描いているのかによって最適な選択は変わります。

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私自身も考えている「これからの会社の形」

私自身は現在、個人事業主としてテナント事業を行う一方で、株式会社LTTでは小売事業、コンサルティング事業、そしてTAIGA恩送りファンドの運営に携わっています。

将来的には、TAIGA恩送りファンドを独立した法人として運営したいと考えています。

今回のニュースを読んで、私自身も改めて「株式会社が良いのか、それとも合同会社という選択肢もあるのか」を考える機会になりました。

TAIGA恩送りファンドは、信頼を何より大切に育てていきたいと考えている事業です。

そのため、設立費用だけで会社の形を決めるのではなく、これから出会う方々との信頼を積み重ね、長く応援していただける事業を育てていきたいと考えています。

一方で、スタート段階では、大きな組織を目指すよりも、身の丈に合った経営を積み重ねることも重要です。

合同会社には、そのような柔軟で堅実な経営ができる魅力も感じています。

今後の事業の成長や社会的な役割を見据えながら、自分たちにとって最適な会社の形を考えていきたいと思っています。

50代・60代の起業で本当に大切なこと

TAIGA恩送りファンドでは、中高年の小規模起業を応援しています。

これまで多くの方とお話しする中で感じるのは、「会社を作ること」が目的になってしまうケースが少なくないということです。

しかし、本当に重要なのは法人格ではありません。

お客様に喜んでいただける商品やサービスがあること。

無理なく続けられる仕組みがあること。

そして、自分自身が楽しみながら事業を続けられることです。

会社の形は、その事業を支える「器」に過ぎません。

器は、事業の成長に合わせて後から変えることもできます。

だからこそ、最初から完璧を求める必要はありません。

株式会社か、合同会社か、それとも個人事業主か。

それぞれにメリットもデメリットもあります。

会社を作ることはゴールではなく、新しい人生のスタートです。

私は、これからのセカンドライフの起業は「どの会社を作るか」よりも、「どんな経験を活かし、どんな価値を社会へ届けたいのか」がますます重要になると考えています。

人生100年時代と言われる今、50代・60代からの起業は決して特別なことではありません。

これまで積み重ねてきた経験こそが、何より大きな強みになります。

もしこれからセカンドライフで起業を考えているのであれば、「どの会社を作るか」だけではなく、「どんな人生を歩みたいのか」という視点から考えてみてはいかがでしょうか。

その想いが明確になれば、自分に合った会社の形も、おのずと見えてくるはずです。

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まずは一度、頭の中を整理してみませんか。無理な提案は一切ありません。

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