出典:ほんとうの定年後「小さな仕事」が日本社会を救う 坂本貴志氏著
『ほんとうの定年後「小さな仕事」が日本社会を救う』の中で提唱されている「月10万円を稼ぐ」という考え方は、実体験からも本質を突いていると思います。
年金や貯蓄だけでは不安が残る今、定年後の生活を支える一つの基準として「月10万円」は、多くの人にとってちょうどよい目標と言えるでしょう。
しかし問題は、「どうやってその10万円を稼ぐのか」です。
■ 定年後の働き方の現実(60代・70代)
現実として、定年後の主な選択肢は以下に限られます。
- 再雇用・継続雇用
- パート・アルバイト
- 短期契約の仕事
特に専門職でない限り、正社員としての採用は非常に限られます。
仕事内容も、介護・管理人・軽作業などが中心となり、年齢とともに選択肢は狭くなっていきます。
さらに問題なのは「モチベーション」です。
多くの仕事は単純作業も多く、
“生活のためだけに働く状態”になりやすい。
これでは長く続けることが難しく、
働くこと自体が負担になってしまうケースも少なくありません。
■ 月10万円を「楽しく」稼ぐための考え方
ここで重要なのは、「収入」だけでなく
▶ やりがい × 社会とのつながり
を同時に満たすことです。
その一つの答えが
“小さく始める(小規模起業)”という選択です。
■ 再雇用+起業(週3+週2)が最も現実的
例えばこんな働き方です。
- 週3日:再雇用で安定収入
- 週2日:自分の事業
この形であれば、
- 生活の安定を確保しながら
- 無理なくビジネスを育てることが可能
になります。
そして実は、
▶ 起業収入は「5万円」でも価値が大きい
のです。
■ なぜ5万円の起業収入が人生を変えるのか
理由はシンプルです。
「代表」という立場が、モチベーションを劇的に変えるからです。
- 自分の意思で仕事を選べる
- 社会とのつながりを実感できる
- 誰かに必要とされる実感がある
この充実感は、単なるアルバイト収入とはまったく別物です。
結果として、
▶ 「長く働き続けられる力」に繋がります。
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■ シニア起業は“小さく”でいい
ここで誤解してはいけないのは、
大きなビジネスは必要ないということです。
例えば:
- 自宅での小さなサービス業
- 経験を活かした相談業
- 趣味を活かした教室や販売
このような低コスト・低リスク型の起業で十分です。
むしろ重要なのは、
▶ 固定費を極限まで下げること
です。
■ 50代から準備する人が圧倒的に有利
もし今50代であれば、
- 継続雇用を前提にしながら
- 少しずつ事業を作る
という“助走期間”を持てます。
これにより、
- 定年後の選択肢が増える
- 収入源が複数になる
- 不安が減る
という大きなメリットがあります。
■ 再雇用だけに頼るリスク
一方で、再雇用のみを前提にすると、
- 70歳(第二の定年)
- 75歳(第三の定年)
といったタイミングで、
仕事自体が途切れるリスクがあります。
そのため、
▶ 「いつまで働けるか」ではなく
▶ 「いつまで収入を作れるか」
という視点が重要になります。
■ まとめ:月10万円+生きがいがカギ
定年後に本当に大切なのは、
- お金(生活の安定)
- 生きがい(働く意味)
この2つのバランスです。
そしてそれを実現しやすいのが、
▶ 小さく始める小規模起業
です。
月10万円を目指す中で、
- 5万円は雇用
- 5万円は自分の事業
という形ができれば、
人生の質は大きく変わります。
※本記事は2026年時点の情報に基づき一部更新しています。
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