※本記事は2026年時点の情報に基づき一部更新しています。
「65歳以降、年金と貯蓄だけで本当に足りるのか?」
近年、副業や兼業は若い世代だけでなく、50代・60代にも広がり始めています。
背景にあるのは、人生100年時代における大きな不安です。
- 年金だけで老後資金は足りるのか
- 介護費用や医療費はどれくらい必要になるのか
- 配偶者や自分が施設入居となった場合、費用は払えるのか
- 70歳以降も働ける場所はあるのか
私自身、67歳になった現在、これらを現実問題として考えるようになりました。
若い頃は、「もし介護が必要になったら特養や老健に入ればいい」と漠然と思っていました。しかし、実母の介護を経験して分かったのは、特養・老健には入所条件があり、誰でもすぐ入れるわけではないという現実です。
一方、民間施設を選択すると、月額費用や入居金など大きな支出が発生します。
そのため私は、56歳で早期退職した後、「年金と貯蓄だけに依存しない生き方」を選びました。
それが、
“小規模起業を軸にした、社会人生涯現役型の働き方”
です。
56歳で早期退職後、私が作ってきた「3つの収入の柱」
私の場合、セカンドライフの収入ポートフォリオは、時代の変化とともに次のように変化してきました。
① コロナ前
- 起業事業収入:60%
- 企業再雇用収入:40%
当時は、自然栽培茶事業の起業資金を得るために、企業再雇用との兼業を選択しました。
しかし実際には、フルタイム勤務と起業運営の両立は想像以上に難しく、再雇用条件も希望とのギャップがありました。
再雇用契約は単発的なものが多く、安定収入を期待していたものの、総所得は理想とは程遠い状況でした。
② コロナ禍
- 起業事業収入:60%
- 業務委託収入:20%
- 企業再雇用収入:20%
コロナ禍では、新たに国家資格を取得したことで、独立行政法人との業務委託契約を得ることができました。
これが、二つ目の小さな収入の柱になりました。
ただ、企業側のシニア雇用は依然として「単発契約」「出来高払い」が中心で、長期的に安心して働ける環境とは言い難いものでした。
この頃から、
「企業に依存する働き方には限界がある」
と感じるようになり、徐々に起業へシフトしたいと考えるようになりました。
③ アフターコロナ(現在)
- 起業事業収入:60%
- 年金収入:25%
- 業務委託収入:15%
現在は、年金受給が始まったことで、起業収入と年金で全体の85%を占める形になりました。
企業への再雇用活動は終了し、その時間を現在のTAIGA恩送りファンドやセカンドライフコンシェルジュに充てています。
結果として感じているのは、
「複数の小さな収入源を持つこと」が、50代以降の最大のリスク対策になる
ということです。
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70歳以降、「働きたくても働けない」問題
企業への再雇用で、長く働ける環境があれば理想です。
しかし現実には、
- 64歳
- 65歳
- 69歳
などを区切りに契約満了となるケースも多くあります。
70歳を超えても働きたい人は増えています。
実際、現在は70歳以上の3人に1人が働く時代とも言われています。
それでも、
- 年齢
- 体力低下
- ITスキル格差
- 専門資格の有無
などによって、企業への再就職は年々難しくなっていきます。
特に50代後半からは、「会社に戻る」ことだけを前提にすると、選択肢が急激に狭くなる可能性があります。
だからこそ私は、50代からは
「現業+小規模起業」
という働き方が、非常に現実的でポテンシャルの高い選択肢になると考えています。
50代からの小規模起業は「大きく稼ぐ」より「長く続ける」が重要
50代起業というと、多くの方が
- 大きな資金が必要
- 失敗したら怖い
- 今さら遅い
と感じるかもしれません。
しかし、私が提案しているのは、リスクを抑えた「小規模起業」です。
例えば、
- 自宅でできる小さな仕事
- 趣味や経験を活かしたサービス
- 地域コミュニティ型ビジネス
- オンライン相談
- 小規模EC
- コンテンツ発信
- 教える仕事
など、初期投資を抑えながら始められる仕事は増えています。
さらに、現在はSNSやAIの活用によって、個人でも情報発信や集客がしやすい時代になりました。
週3〜4日、1日2〜3時間でも、自分のペースで社会とつながりながら働くことができます。
これは単なる収入対策だけではありません。
- 生きがい
- 社会との接点
- 健康維持
- 孤立防止
- 自己実現
にも大きくつながっていきます。
50代は「経験」が最大の資産になる
50代・60代には、若い世代にはない強みがあります。
それは、
- 人生経験
- 仕事経験
- 失敗経験
- 人脈
- 趣味
- 地域とのつながり
です。
これらは、AI時代になっても簡単には代替されません。
特に、
「好きなこと」 「得意なこと」 「人から感謝されたこと」
の中には、セカンドライフの仕事のヒントが隠れています。
私は、人生曲線や棚卸を通じて、自分の経験や価値観を整理することをおすすめしています。
さらに現在は、ChatGPTなどのAIを活用することで、
- 自分に合う起業アイデア
- 強みの整理
- 発信内容
- 集客方法
- 小規模ビジネスの方向性
を客観的に分析できる時代になりました。
「自分には何が向いているのか分からない」
という方ほど、一度AIを活用して可能性を整理してみる価値はあると思います。
年金だけに依存しない社会人「生涯現役」という選択
これからの時代、老後は「引退後の余生」ではなく、
“第二の人生をどう設計するか”
が重要になると思います。
私自身、56歳で早期退職した当初は不安もありました。
しかし、複数の小さな収入源を持ちながら、社会との接点を維持し、自分らしい働き方を続けることで、以前よりも自由度の高い生き方ができるようになりました。
50代からの起業は、決して「一発逆転」を狙うものではありません。
大切なのは、
- 無理をしない
- 小さく始める
- 固定費を増やさない
- 続けられる形にする
- 社会との接点を持ち続ける
ことだと思います。
人生100年時代。
これからのセカンドライフは、「会社だけに依存しない働き方」を持つことで、精神的にも経済的にも大きな安心につながるのではないでしょうか。
これからの生き方を考えたい方へ
正解は一つではありません。
だからこそ、自分に合った働き方や生き方を見つけることが大切です。
50代・60代からでも、小さく始められる選択肢はたくさんあります。
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