50代、60代からの働き方を考えるとき、収入に加えて、健康や自分の時間、仕事のやりがいも気になってきます。
これまでの経験を活かしたい。新しいこともやってみたい。でも、無理なく続けられるだろうか。
TAIGAを運営する私自身も、そんな思いを抱えながら、仕事の組み合わせを見直しています。
今年、TAIGA恩送りファンドの実証実験に取り組み、#小さな起業や#セカンドライフの挑戦を応援するために、もっと時間を使いたいと思うようになりました。その時間をどう生み出し、暮らしや活動を支える収入をどう確保するか。自分自身の課題として考え始めたのです。
小さな起業だからこそ、働き方を選び直せる
TAIGAを運営する私も、小規模な事業を営む一人です。限られた時間や資金の中で、何を続け、何を変え、どこに力を注ぐか。迷いながら選択を重ねています。
今回あらためて感じたのは、「小さな起業だからこそ、自分で選べることがある」ということでした。
仕事の規模を調整する。これまでの経験を別の活動に活かす。新しい仕事を少しずつ組み合わせる。事業の状況や周囲との調整は必要ですが、自分の暮らしや目標に合わせて働き方を見直す余地があります。
私にとって今回は、TAIGAに軸足を移すための組み立て直しです。
ジェトロでの5年間を、小規模起業の伴走支援へ
私はこの5年間、ジェトロの「新輸出大国」のパートナー業務を受託し、中小企業の新規事業支援に携わってきました。農業法人、コンテンツ関連企業、プロダクション、紙に関わる会社など、業種も課題もさまざまです。
経営者の思いを聞き、経験や資源を整理し、新しい可能性を一緒に考える。その過程で、私自身も多くのことを学ばせていただきました。
「何ができるのか」「誰に喜んでもらえるのか」「どこまでなら無理なく始められるのか」。
これらは、セカンドライフで小さな起業を考えるときにも、大切な問いだと思います。会社員時代の経験、趣味で続けてきたこと、地域で頼まれてきたこと。その中に、誰かの役に立つ仕事の種があるかもしれません。
これまでの企業支援の経験を、そうした身近な挑戦につなげていきたい。年度末を一つの区切りとして、TAIGAに使う時間を増やす準備を進めています。
▶介護、相続、老後資金、健康、これからの仕事。
いくつもの悩みが重なり、何から考えればよいか分からなくなっていませんか。
まずは、TAIGAの無料相談で、一緒に整理してみましょう。
実証実験で感じた、最初の一歩の難しさ
2026年の実証実験では、起業への思いがあっても、動き出すまでには大きな不安があると感じました。
「自分にできるだろうか」「取り組みとして成り立つだろうか」。
仕事の候補を知っても、自分が実際に働く姿を思い描けるとは限りません。小さく試せる機会や、迷ったときに話せる相手があることの大切さを感じています。
また、#小規模起業の可能性を考える中で、自分が経験してこなかった仕事にも目が向きました。その一つが、地域の暮らしを支える屋外での仕事です。
私はテナント事業やコンサルタント業務に携わってきましたが、屋外で体を動かして働く経験はほとんどありません。まずは自分も現場に入り、一から仕事を覚えてみたい。その思いが、植木剪定への挑戦につながりました。
シルバー人材センターで、新しい仕事を学ぶ
TAIGAを続けるためには、自分の暮らしを支え、支援の原資を確保することも必要です。時間と収入、健康、地域との関わりを考え、シルバー人材センターに登録しました。
11月からは植木剪定班で、見習いとして作業に加わる予定です。まずは掃除や除草など、基本から少しずつ覚えていきます。先輩方に教わりながら経験を積み、将来は国家資格である造園技能士の取得も目指したいと思っています。
慣れない作業への戸惑いもあるでしょう。一方で、できることが増える喜びや、仲間と働く楽しさもあるのではないかと期待しています。
まずは目の前の仕事を覚え、信頼関係を築くこと。その中で、地域で働く方々の経験や、セカンドライフへの思いにも触れていきたいと考えています。
収入・時間・健康のバランスを、自分でも確かめる
今回の登録は、小さな事業を続けながら、新しい仕事をどう組み合わせられるかを確かめる一歩でもあります。
実際に働けば、思っていた以上に体力を使うかもしれません。TAIGAに充てる時間を確保するため、仕事の入れ方を調整する必要も出てくるでしょう。
やってみて、振り返り、組み直す。その過程も含めて、私自身のセカンドライフの実践だと思っています。
そこで感じた戸惑いや発見を、これから小さな起業を考える方との対話にも活かしていきたい。経験を一緒に整理し、無理なく試せる方法を考えられる関係を、TAIGAで育てていきたいと考えています。
2027年へ、一緒に次の一歩を考える
2027年は、上期に1社の実証実験、下期には1社の支援先公募を計画しています。今年の気づきを活かし、具体的な支援を進めていく予定です。
12月には、その詳細とともに、無料登録や交流会、オンラインセミナーなどについて、順次お伝えしていきます。
皆さんには、これからも続けたい仕事や、新しく試してみたいことがあるでしょうか。今の暮らしの中に、少しだけ試せる時間をつくるとしたら、何から始めたいでしょうか。
私も、小さな起業の実践者の一人です。
これまでの経験を活かしながら、新しい仕事では初心者として学ぶ。そんな自分自身の歩みもお伝えしながら、これからの働き方を一緒に考える場を、TAIGAを通じて育てていければと思っています。
▶「これからの生き方を考えたい方へ」正解は一つではありません。
だからこそ、自分に合った形を見つけることが大切です。
小さな一歩が、これからの安心につながります。無理な勧誘は一切ありません。
【関連記事】
定年後の仕事はどう作る?早期退職・役職定年後に選ぶ「小さな起業」とホームページ活用法
「#50代からの起業は遅いと感じる方も多いですが、実は最も現実的な選択肢の一つです」
定年後も働く時代へ。65歳からの仕事は「再就職」だけではない――月3~5万円を生み出す小さな起業という選択肢
#50代からの起業資金|融資・補助金に頼らない4つの目の新しい選択肢「恩送りファンド」
30万円で始められる小規模起業10選~TAIGA恩送りファンドの実証実験から見えてきた「起業に本当に必要なお金」とは~
TAIGAを始めた理由

